子供の教育にマニュアルはない
子供の教育にはどれが正解というものがないと思います。素直で口答えしない子供で、成績が良くて、良い大学に入れば、親の教育が良かったと世間の人は言いますが、それはあくまでも結果であり、マニュアルがあるわけではありません。愛情をかけてあげればそれだけで良いのか、幼児のうちから教材を読み聞かせるほうが良いのか、子供に好きなことをやらせて放任しておくのが良いのか、それは子供の性格にもよりますので、どれが正しいなんて誰にも言えないと思います。よそ様の家庭の真似をする必要もありません。どんな親でも子育ては初めてであり、模索しながら日々子供と一緒に成長していくものだと思います。
私の両親は貧乏暇なしで共働きでしたので、決して教育熱心とは言えなかったと思います。それでも私は両親に感謝しています。好きなことをさせてもらいました。それでいてダメなことはダメだと教えてもらいました。そして愛情をたくさん注いでくれました。父親は厳しく、母親は優しかったです。バランスが取れた親でした。特に感謝していることは、本をたくさん買ってもらったことです。両親共に読書が好きでした。家に本がたくさんありましたので、子供の頃から自然と読むようになりました。おかげで国語が強く、同年代の人に比べても漢字をよく知っているほうだと思います。両親は教育に良いからと意識していたわけではないと思います。両親の読書好きがたまたま私に良い影響を与えたのだと思います。