子供の教育にマニュアルはない

教育資金は減らさないことが大切

子供の教育にマニュアルはない 子供はあっという間に大きくなります。小さいうちはそれほどお金もかかりませんが、大きくなってくると徐々に教育費も高くなってきます。大学入学ともなると数百万単位のお金が必要になりますので、多くの親御さんが学資保険に加入されます。学資保険は必須ではありませんが、子供が生まれたらなんらかの形で積み立てはしたほうが良いでしょう。現金で積み立てるも良し、定期預金にするも良しです。このところ低金利が続いていますので、預貯金に魅力を感じず、つい投資などに心が惹かれてしまうかもしれませんが、子供の教育費を投資にまわすことはお勧めできません。増やすことよりも確実に減らさないことのほうが大切ですので、投資はリスクが高すぎます。

私の祖母はとても堅実な人で、私と姉のためにコツコツと貯金してくれていました。祖母はその貯金のことを堅実とは言いがたい私の両親には黙っていました。しかし祖母が入院した時、もしもの時のことを思ったのか、娘である母にその貯金を託しました。孫の教育資金にあてるように、と明確に意思表示したにも関わらず、1年後には両親の手で株に変わっていました。祖母はその間に他界しました。全くもって祖母の遺志は無視されてしまったわけです。株は値下がりし、姉の大学進学時には半分になってしまっていました。両親も悪気があったわけではありませんし、充分に反省しているようですから今更責めるつもりはありませんが、親としては褒められた行動ではありません。

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