本を読み聞かせることは教育にもプラスに
私は小学3年生くらいまで、寝る前に母親に本を読んでもらっていました。もっと小さい時は絵本だったらしいですが、それは覚えていません。覚えているのは小説です。自分でも読んでいたのですが、読めない漢字が多かったので、母親に読んでもらうのが好きでした。意味が分からない文章があればすぐにその場で聞くことができますし、母親は感情を込めて読んでくれましたので、まるでそのシーンが思い浮かぶようで楽しい時間でした。母親は働いていましたので、甘えられる貴重な時間でした。母親は教育を意識していたわけではなく、単に一緒にいる時間を持とうとしていたのだと思います。母はミステリーが好きですが、寝る前に子供に読み聞かせるのにさすがにミステリーは合わないので、学園ものが多かったように思います。
昔は子供に本を読む親は多かったと思うのですが、最近ではすっかり見かけない光景となりました。今の若い人が本を読まなくなったことにも関係しているような気がします。子供が小さいうちから本を読み聞かせていると、子供は本に興味を持つようになり、自分でも進んで読むようになります。私もそうでした。母親に読んでもらっている本の続きが早く知りたいと思えば、自分で読みます。本を読むようになると漢字も覚えますし、おかしな日本語も使わなくなります。子供の教育にもとても良いと思います。本を読み聞かせるだけなんて、塾に行かせることや、通信の教材を買い与えることに比べたらずっと簡単でお金もかかりません。若い人にも是非実践していただきたいと思います。